イグサに抗菌性の働き
平成12年9月27日畳新聞掲載記事抜粋
イグサにO-157などに対する抗菌性があることが明らかになったことから畳表としてだけでなく多方面に可能性がでてきました。
イグサのもつ機能性や食品としての新しい評価がでてきており、今後の研究が注目されています。
熊本県八代市にある国立八代工業高等専門学校生物工学科、森田洋助教授(29)らの研究グループ(5人)が「イグサの現状と新しい可能性に関する研究」をテーマに研究してきた成果をまとめ、去る8月16日に研究成果を発表した際、資料として関係方面に概要を明らかにした。
特に、イグサの持つ機能性について、実験結果から病原性大腸菌O-157や黄色ブトウ球菌,サルモネラ菌など食中毒の病原菌に対してイグサに抗菌性があることを発見したもようを詳細に説明している。
森田洋助手の話
イグサの生産が大きくへっており、畳以外にも活用できる点はないものかと、昨年の4月から研究を始めたが,イグサの食品、機能性、培養基質の研究をするこ とで、健康分野など畳以外の分野でもイグサをもとに新しい産業の開発と可能性があることがわかってきた。あらたなイグサ産業の確立といった点からもぜひ実 現をめざしていきたい。
5月1日森田洋講師から送っていただいたイグサ抗菌性第2弾記事へ
(西日本新聞 2001年4月18日朝刊 前文記事)