畳表の良し悪しとは?
- 2025年02月25日
畳表はどこで等級、良し悪しが決まるのか?
畳替えをされる時、お困りになるのがお値段と品質です。
6月の中旬から7月の初めにかけてイ草の刈り取りがされますが、4月下旬に生え始めた草と、5月中旬に生え始めた草では、長さだけでなく、色合い、草の表皮の強さ、草の芯の密度も違います。イ草はきれいな緑色ですが、草の根本は日が当たりにくく白っぽいのですが、逆にお日様に近い穂先は赤茶色になりがちです。
短いイ草で織られた表は、イ草の根元の白い部分やイ草の先の茶色いところが畳縁の近くに目立ちます。
良い表は6月の中旬頃に良く育った、長く、色の揃ったイ草を使って織られています。
そのような表はイ草を織り込んでいる糸も違います。通常は綿の糸が一本ずつで織られていますが、イ草をたくさん詰めて織れるように綿糸を2本ずつにしたり、より織り込めるよう麻糸と綿糸2本にしたり、麻糸2本にしたりします。
そうすることにより、表の山谷のしっかりした、目の詰んだ、丈夫で肌触りの良い団力のある高級な表になります。
詳しくはお見積りの際に実物の畳表を見ていただきますのでお気軽にご連絡ください。